Engravers Association


エングレーバーズ協会

15世紀前期にイタリア、北方ドイツで発生したエングレービングは現代までほとんど内容の変化がない伝統的な銅版画技法です。ビュランと呼ぶ鋼鉄製の彫刻刀で直接銅版に線を彫り、その線にインキを詰めて印刷をしますが、人間の手で出来る最も繊細かつ精密な表現が可能です。エングレービングはその目的によって大きく二つに分けられます。紙幣の肖像画のような商業用印刷に用いられる実用エングレービングは熟練した彫り師が他者の絵を基にして制作され、彫りの正確さと精密さが要求されます。一方自分の絵を自由な発想で制作されるアーティスト エングレービングは精密さよりもアーティストの感性が重要視されます。実用エングレービングは現代も先進国の造幣局で紙幣の原版の制作に用いられいます。他方アーティスト エングレービングは近年制作するアーティストが減少し、世界中でもごく僅かのエングレーバーが制作しているだけで、 現状のままでは近いうちにその長い歴史が消滅しかねない危機的な情況です。
このような情況をアーティスト達が共有して伝統ある技法を継承し活性化するのを目的としてエングレーバーズ協会を設立します。現在制作しているアーティストの会員を募り定期的に展覧会を催し作品を展示して普及します。またこれからエングレービングを制作したいアーティストにはワークショップで制作指導します。エングレーバー協会に参加して作品を制作したい方は下記のメール アドレスに連絡してください。またエングレービングのオリジナル作品を鑑賞したい方、制作過程のデモンストレーションを希望の方もメールでお知らせください。多くの方々がエングレービングに興味をもたれこの技法が永く継承されることを願っております。

2017年11月 代表 久保 卓治

エングレーバーズ協会 連絡先:
Engravers Association
Print Workshop, Yokohama